身長の伸びと運動の関係
身長を伸ばす要素である「栄養」「睡眠」に加え、同様に大切なのが「運動」です。
成長期に身長を伸ばすには適度な運動(スポーツ)をすることが不可欠です。
運動(スポーツ)をする事で骨端線に刺激が加わり、成長が促されると考えられています。
さらに運動中と運動後に成長ホルモンが分泌され、骨組織や筋繊維などの成長につながります。
個人的な話になりますが、身近にいる高身長の人も学生時代にスポーツをしていた人が断然多く、やはり身長と運動は大きく関わっているようです。
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効果的な運動
身長を伸ばすには骨に対して縦に刺激を与える運動が効果的です。
縦方向の圧力が加わる事で骨の成長が促進されます。
具体的には以下の運動が効果的であるとされています。
・バスケットボール
・バレーボール
・ジョギング
・なわとび
・ダンス
共通点としては、ジャンプを多くする運動です。
また他には水泳などの全身を使う運動も効果的であるとされています。
悪影響を与える運動
先ほどは、身長を伸ばすのに効果的な運動について述べました。
ここでは反対に身長の伸びに悪影響を与える運動について書いていきます。
体操
体操は身体に強い衝撃を与えるため、身長を伸ばすのには適さない運動であると言えるでしょう。
体操選手の身長が低い理由もここにあるとされています。
(内村浩平選手も白井健三選手も160~162cmほど)
重量挙げ(ウェイトリフティング)
重量挙げなどの重りなどを使用する運動は身体に付加を与えてしまいます。
マラソン
上の効果的な運動の項目ではジョギングと書きましたが、マラソンは消耗が激しいため成長期に習慣的に行う運動としては適しません。
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筋トレすると身長は伸びない?
よく「成長期に筋トレをすると身長が伸びない」という噂がありますが、これは本当なのでしょうか?
これは専門家が書いた書籍などを参照しても根拠の無い迷信であると言われています。
それどころか、むしろ適度な筋トレは身長を伸ばすのには良い影響を与えます。
これもあくまで”適度”であって、やりすぎはもちろん逆効果です。
筋肉の一部に過度の負担をかけすぎてしまうのは身長の伸びにはNGです。
まとめ
最後にまとめになります。
・「栄養」と「睡眠」と同様に「運動」は骨端線に刺激を与えたり、成長ホルモンを分泌するため身長を伸ばすのに非常に大切な要素。
・バスケットボール,バレーボール,ジョギング,なわとび,ダンスなどのジャンプする事が多い骨に縦の圧力(刺激)を与える運動(スポーツ)が身長を伸ばすのに有効。
・体操,重量挙げ(ウェイトリフティング),マラソンなどの身体への負担(衝撃)の多い運動や体力の消耗の激しい運動は身長を伸ばすのに適さない。
・”筋トレをすると身長が伸びない”というのは間違いで、むしろ適度な筋トレは身長を伸ばすのには効果的。
以上で「運動」に関しては終わりですが、
これで身長を伸ばすのに重要な「栄養」「睡眠」「運動」という3つの要素に関する記事がすべて出揃いました。高身長を目指している方や成長期のお子さんをお持ちの方がこの3つの記事(下の関連記事にあります。)を参考にしていただけたら幸いです。
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