「世界で最も平均身長が低い国はどこ?」
世界の平均身長ランキングというと、オランダやモンテネグロなど、平均身長が高い国ばかりが注目されがちです。

一方で、平均身長が低い国について詳しく紹介している記事はあまり多くありません。
この記事では、世界の平均身長が低い国を男女別にランキング形式で紹介するとともに、日本の順位や、平均身長が低い理由についても分かりやすく解説します。
※ランキングは公開されている平均身長データ(NCD Risk Factor Collaboration)を参考に作成しています。調査年によって数値や順位は多少異なります。
本記事のランキングは、NCD-RisC(NCD Risk Factor Collaboration)が公表した2019年の19歳男女の平均身長データをもとに作成しています。NCD-RisCは世界中の研究データを統合した大規模な国際共同研究で、1985年から2019年までの約6,500万人分のデータを分析しています。
男性の平均身長が低い国ランキング
| 順位 | 国 | 19歳男性の平均身長 |
|---|---|---|
| 1位 | 東ティモール | 160.13cm |
| 2位 | ラオス | 160.51cm |
| 3位 | イエメン | 160.75cm |
| 4位 | ネパール | 161.02cm |
| 5位 | カンボジア | 161.25cm |
| 6位 | バングラデシュ | 161.29cm |
| 7位 | グアテマラ | 161.85cm |
| 8位 | マダガスカル | 162.06cm |
| 9位 | フィリピン | 162.52cm |
| 10位 | インド | 162.87cm |
| 11位 | インドネシア | 163.55cm |
| 12位 | ミャンマー | 163.67cm |
| 13位 | ベトナム | 163.73cm |
| 14位 | パプアニューギニア | 163.88cm |
| 15位 | ソロモン諸島 | 164.03cm |
| 16位 | バヌアツ | 164.10cm |
| 17位 | マーシャル諸島 | 164.20cm |
| 18位 | スリランカ | 164.32cm |
| 19位 | エクアドル | 164.36cm |
| 20位 | パキスタン | 164.52cm |
出典:NCD-RisC(2019年・19歳男性)
女性の平均身長が低い国ランキング
| 順位 | 国 | 19歳女性の平均身長 |
|---|---|---|
| 1位 | グアテマラ | 150.91cm |
| 2位 | バングラデシュ | 151.60cm |
| 3位 | ネパール | 151.80cm |
| 4位 | 東ティモール | 152.05cm |
| 5位 | ラオス | 152.38cm |
| 6位 | イエメン | 152.81cm |
| 7位 | マダガスカル | 153.06cm |
| 8位 | フィリピン | 153.66cm |
| 9位 | カンボジア | 153.74cm |
| 10位 | インド | 153.89cm |
| 11位 | インドネシア | 154.36cm |
| 12位 | ベトナム | 154.45cm |
| 13位 | ミャンマー | 154.47cm |
| 14位 | パキスタン | 154.72cm |
| 15位 | スリランカ | 154.99cm |
| 16位 | マレーシア | 155.05cm |
| 17位 | エクアドル | 155.08cm |
| 18位 | タイ | 155.19cm |
| 19位 | ペルー | 155.36cm |
| 20位 | ボリビア | 155.46cm |
出典:NCD-RisC(2019年・19歳女性)
日本の平均身長は世界で何位?
| 性別 | 順位 | 日本人19歳の平均身長 |
|---|---|---|
| 男性 | 114位 | 172.06cm |
| 女性 | 146位 | 158.50cm |
出典:NCD-RisC(2019年・19歳時点の日本人平均身長データ)
という結果でした。
NCD-RisCのデータでは、日本人男性は調査対象国の中で中位よりやや上、女性は中位よりやや下の位置にあります。
男性の平均身長が最も低い国の東ティモールとは約11.93cm差、
女性の平均身長が最も低い国のグアテマラでは約7.59cm差があります。
結論として、世界的に見ると日本は高身長ではありませんが、アジアの中では比較的高い水準に位置しています。
平均身長が低い国に共通する特徴
栄養状態
子どもの頃の栄養状態は身長に大きく影響します。
十分なたんぱく質やカルシウムを摂取できない環境では、平均身長が伸びにくくなる傾向があります。
遺伝
身長には遺伝も大きく関係しています。
民族によって平均身長が異なるため、生活環境だけで説明できるものではありません。
医療・衛生環境
乳幼児期の病気や感染症が多い地域では、成長が妨げられるケースがあります。
経済発展
経済発展に伴って食生活や医療環境が改善されると、平均身長が伸びることが多くあります。
韓国や中国は過去数十年で平均身長が大きく伸びた代表例です。
平均身長が低くても豊かな国はある
平均身長が低いことと、国の豊かさは必ずしも一致しません。
例えば日本は欧州諸国より平均身長は低めですが、
- 世界有数の経済規模
- 高い医療水準
- 世界トップクラスの平均寿命
など、多くの分野で高い水準を維持しています。
そのため、「平均身長が低い=発展していない国」というわけではありません。
平均身長は今後も伸びる?
世界全体では、平均身長は少しずつ伸び続けています。
特に発展途上国では、
- 栄養状態の改善
- 医療技術の向上
- 衛生環境の改善
などによって、今後さらに平均身長が伸びる可能性があります。
一方、日本ではここ20〜30年ほど平均身長はほぼ横ばいとなっています。
まとめ
世界には平均身長が160cm前後の国もあり、日本は世界的に見ると極端に低い国ではありません。
平均身長は、
- 遺伝
- 栄養状態
- 医療
- 経済発展
- 生活環境
など、さまざまな要因によって決まります。
また、平均身長が低いことと、国の豊かさや生活水準は必ずしも比例しません。
身長ランキングを見る際は、単純な数字だけではなく、その国の歴史や生活環境もあわせて見ることで、より深く理解できるでしょう。









